スタッフエッセイ皆既月食くぼた ようこ 夏休みが終わる頃、皆既月食を楽しんだ。 しばらくして、月はまた雲に覆われた。夕食を食べ終わり家事も一段落した9時過ぎに空を見上げると、金色の半分のお月様が見えた。雲も大分薄くなっている。子どもたちと外に出て、デッキに座ったり寝そべったり、時々写真を撮ったりながら、満ちていく月を眺めて楽しんだ。30分ほど時間をかけて、月はゆっくりと丸くなっていった。 皆既月食が見られたのは教えてくれた友達のおかげ、「ありがとう!」とメールすると「一緒に宇宙規模のひとときを堪能して頂いてありがとう。とてもロマンチックで恋人気分を味合わせてもらったよ!」と返事が返ってきた。 友達が教えてくれなければ、多分ちょっと空を見上げて、今日は曇りだから無理だとすぐに諦めただろうと思う。子どもたちがいなければ、30分も月食を見上げていることもなかっただろうと思う。教えてくれた友達、そして感動を共有できる子どもたちがいたからこそ、何度も見上げた空、そして出会えた皆既月食、そして共有できた感動。悲しみも悔しさも腹立ちも、そして喜びも感動も、誰かと分かち合えること、分かち合ってくれる人がいることは、素敵なことだなぁと思う。 (2007年9月) |
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